
1. JavaとREST APIの基礎知識
まずは基礎の基礎から。Javaは「一度書けばどこでも動く」がモットーの言語で、エンタープライズシステムから小規模サービスまで幅広く使われています。
一方、REST API(Representational State Transfer API)とは、HTTPを利用して、別のソフトウェアやアプリケーションと「やり取りするための窓口」のような存在です。よくある用途は、Webアプリとサーバー間で「データの送受信」をする時のルールとして利用されます。
2. WebアプリとREST API、どう違う?
Webアプリは「画面を見せる役割」、REST APIは「データの受け渡し役」として分担するイメージですね。このアーキテクチャが今、とても主流です。
3. JavaでWebアプリ開発:ツールとフレームワーク
JavaでWebアプリやREST APIを作るために便利なツールはこちら:
・Spring Boot:Java界では定番。設定が簡単で即スタートできます。
・Maven / Gradle:ライブラリ管理とビルドが自動化できるツール。
・IDE(Eclipse / IntelliJ IDEA):コード補完やデバッグが強力。
Spring Boot+IDEさえあれば、環境構築がスムーズに進みます。初心者にもおすすめ!
4. Spring Bootを使ったREST APIの作り方ステップ
・プロジェクト作成
Spring Initializrなどで「Spring Web」依存を選んでプロジェクトを生成。
・Controllerクラス作成
・アプリ起動 & 動作確認localhost:8080/hello
にアクセスすれば、レスポンスが返ってきます。
・JSONでデータ返却
自動でJSONフォーマットに変換されます。
5. API設計のポイントとベストプラクティス
・エンドポイントの命名規則:統一感を持たせる (/users
, /users/{id}
)
・HTTPメソッドの適切な使用:GET(取得)、POST(作成)、PUT(更新)、DELETE(削除)
・ステータスコードの明示:200, 201, 404などを正しく返す
・バリデーションと例外処理:@Valid
を使って入力内容をチェック
これらを意識するだけで、APIの使い勝手と品質が格段に向上します。
6. 作ったAPIのテストとデプロイ方法
テスト:
・Postmanやcurlでリクエストを送って動作を確認。
・Spring Boot Testを使って自動テストを書くと安心。
デプロイ:
・Herokuなどのクラウドサービスを使えば、無料枠で手軽に公開できます。
・また、Docker化して他の環境で動かす方法もあります。
7. よくあるエラーとその解決策
・HTTP 404エラー:URLのパスミスを確認。
・500エラー:サーバー側の例外やバリデーションエラーをログでチェック。
・CORSエラー:API呼び出し元の許可設定(@CrossOrigin
)を確認。
エラーが出たら、慌てずログやブラウザの開発者ツールで原因を探る癖をつけましょう。
JavaとSpring Bootを使えば、WebアプリとREST APIを手軽に学び、実際に作れる時代です。まずは「Hello, World」から始めて、少しずつ機能を増やす方法で学習し続けましょう。正しい設計とテストを心がけることで、徐々に自信がついてきます。時代が進んでも、“わかる → 作れる” という成長の喜びは変わりません。この経験が、あなたのITスキルの土台になります。ぜひ、自分のペースで、一歩ずつ進んでいってください!
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